書名：化学の黒板　　基本からやや難著者：大西一郎出版社：高木書店(京都）発行年：1993年ページ数：192ページ　大西先生の本は、ヤフオクなどでも驚くような価格で取引されています。　これは難関大学や医学部を受験する生徒を指導する方に買われているのだろうと思います。　化学に限らず数学などでも、難関大の問題というのはいくつかの分野が融合されています。そのため難しく感じるのですが、ひとつひとつをばらしてみると、実際は基本問題であったり、標準問題を組み合わせてあるに過ぎません。　大西先生が前書きで書いておられるのを一部引用させて頂きます。　「理論化学の知っておかなければならない基本原理なんて極めて簡単、単純明快そのものなのである。ただそれが”ほんとに”、”厳密正確に”理解されていなければならないのである。蒸気圧や分圧を含めて、気体に関する問題などはすべて、状態方程式ＰＶ＝RTひとつで絶対に解けるのである。＜中略＞初心にかえり、じっくりと取り組み、必ず解けるという自信をもって、どこまで迫っていくかが合否の境になると思う。思考型＝基本、"難問こそ基本”なのである。　とおっしゃっています。実際、この本で扱われている問題がしっかりわかっていたら、いくらでも応用が利くものばかりです。解法もきわめてスタンダードです。問題のセレクションがよくできていますので、それだけでも価値があります。★本自体は極めて良好ですが、数ページ、赤ペンで傍線や書き込みがあります。（画像参照）　そのあたりをご了承の上、お買い上げ頂けましたら幸いです。#大学受験　#化学　#医学部　#大学入試　#グラスベリー学参